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今回は、SmartアレイE200にGB0250C8045 を差してRAID5の計測を行ってみる。

RAID5の説明は・・・Wikipediaによくまとまっているので、次のリンクを参照してください。

「RAID - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/RAID

長所
ボトルネックとなる、RAID 3やRAID 4のような専門のパリティドライブが存在しない。
ドライブの台数が増えるほど高速化を見込める。
RAID 0と異なり、ランダムリードに対しても性能向上を見込める。

ん?長所の最後の記述がきになりますね。

RAID0もRAID5もストライピングと言う仕組みである事を考えると、Random Readの結果は変わらないのでは?と思う。

気になってRAID0の情報を読んでみると・・・

短所
ランダムアクセス速度はあまり向上しないか、ドライブ数が増えれば増えるほどシーク待ちの増加によってむしろ低下する。SSDなどシーク時間が圧倒的に短いドライブでは問題ない。

こっちは、RAID5とRAID0との比較では無く単純にRAID0の特徴なので納得できます。

ん~ま~、皆で修正するWikipediaという特徴からWikipediaが絶対と言う訳でもないので、 RAID5だと「RAID0と異なり、ランダムリードに対しても速度向上を見込める」という辺りも、今回のSmart Array E200の検証結果から読み取ってみる事にします。

 

他にRAIDで役立つ資料は、IBMの資料があり、「RAIDレベルの選択とパフォーマンスの調整(参考)」の最後表は、よく参考にさせてもらっています。

「RAID実践講座プレゼン資料」
http://www-06.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/pdf/raid_level.pdf

↑から今回の一連の検証に関連する情報を抜き出すと↓次の様になります。
計測結果と照らし合わせるとより理解が深まるでしょう。

RAIDレベル

データ
冗長度

容量
使用率

読み取り
パフォーマンス

書き込み
パフォーマンス

RAID レベル-0

いいえ

100%

優秀

優秀

RAID レベル-1

はい

50%

大変良い

大変良い

RAID レベル-10

はい

50%

大変良い

大変良い

RAID レベル-5

はい

67%から94%

優秀

良い

(優秀>大変良い>良い)

 

計測結果

RAID5はディスクが3本以上必要なので、3本構成と4本構成で計測する。

計測結果(RAID5, Stripe Size 128KB, Test Size 1000MB)

DISK

RAID5
3本

RAID5
4本

Sequential Read

152.609

192.223

Sequential Write

28.502

36.526

Random Read 512KB

46.504

47.951

Random Write 512KB

22.092

26.034

Random Read 4KB

0.681

0.717

Random Write 4KB

2.643

2.81

(単位:MB/s)

う~ん、これだけを見ても4本の方が多少速い傾向にある位しか読み取れないので、RAID0構成と比較してみる事にします。

以前の計測結果(RAID0, Stripe Size 128KB, Test Size 1000MB)

DISK

RAID0
1本

RAID0
2本

RAID0
3本

RAID0
4本

Sequential Read

116.457

195.794

236.645

265.934

Sequential Write

14.048

25.636

37.605

47.325

Random Read 512KB

42.604

46.08

46.998

48.029

Random Write 512KB

15.167

24.105

37.42

39.686

Random Read 4KB

0.629

0.654

0.705

0.739

Random Write 4KB

2.481

3.259

3.875

4.443

(単位:MB/s)

 

ざっくりと、RAID5のDISK4本構成は、RAID0のディスク2~3本あたりの速度と読み取れますが、もう少し分かりやすくするためテストケース毎にグラフ化してみた。

Sequential Read比較

さすがにSequential ReadはRAID0が速いですね~

RAID5の4本構成がRAID0の2本構成よりも遅いのは、ちょっと遅すぎる気もしますが。。

Sequential Write比較

RAID5のWriteは、データとパリティを書きこむ必要がある事を考慮すると健闘しているよう思いますが、RAID0よりは遅いですね。

 

Random Read 512KB比較

RAID5のRandom Read 512KBは、RAID0より少し遅い程度ですね。

RAID5はRandom Readに強いという記載を良く見かけますが、さすがにRAID0以上の速度は出ていないようです。

Random Write 512KB比較

これまで同様RAID5のWriteは、RAID0と比較すると遅いですね。

 

Random Read 4KB比較

Random Read 4KBは、Random Read 512KBと似た傾向ですね。

Random Write 4KB 比較

128KBのStripe Size に対して4KBのデータサイズの影響を、どう読みとればよいのやら正直わかりませんが、RAID5のディスク4本構成は、RAID0の2本構成よりも遅い結果がでていますね。

 

RAID5だと「RAID0と異なり、ランダムリードに対しても速度向上を見込める」か?

Smart Array E200上でディスク1~4本まで計測した結果、Wikipediaの情報と異なりRAID0の方がランダムリードに対して速度向上が見込める結果となりました。

Random Read 512KBの計測結果から考えられるとすると、ディスク3本よりもディスク4本で速度差が縮まっている事から、ひょっとするとディスク本数がもう少し増えてきた場合はWikipediaの情報通りになるのかもしれません。

 

結果

一連の計測結果からSmart Array E200上で4本のディスク構成を行う場合に、最も良いパフォーマンスが得られる構成はRAID0と読み取れます。

やはり、データが失われても構わないパフォーマンス重視の検証環境は、RAID0が良いようです。

 

これでSmart Array E200で構成できるRAID0、0+1、5と全て検証し・・・RAID1を忘れていました。

つづく・・・

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