私のこれまでの経験は、Windows メインでLinuxの知識が不足しています。
Linuxの利用経験は、GUIが使えるようになったあたりからLinuxをインストールしGUIなりに使ってみた程度で、正直基礎が分かっていません。
開発経験は、Linux上で動くDatabaseやアプリケーションサーバー等を弄る事はあるもののLinux OSそのものを意識する事は、ほとんど無く障害発生時の原因切り分けに苦労する事がある状況なのですよね。
そんな中、Linux技術認定資格を行っているLPI-JAPANから「Linux標準教科書」と「Linuxサーバー構築標準教科書」が公開されている様ですので、これらを元にHyper-V上にLinux環境を作り基礎を学習してみようという内容が今回のネタです。
■Linuxの教科書と、そのニュース
公開されている資料には、「Linux標準教科書」と「Linuxサーバー構築標準教科書」の2種類があります。
「『Linux標準教科書』開発プロジェクト - LPI-Japan - エルピーアイジャパン」
http://www.lpi.or.jp/linuxtext/
「『Linuxサーバー構築標準教科書』開発プロジェクト - LPI-Japan - エルピーアイジャパン」
http://www.lpi.or.jp/linuxservertext/
Linux標準教科書は、昨年9月あたりからあったようですね。
「PDF形式で無償の「Linux標準教科書」提供開始 Linux初級者が対象:CodeZine」
http://codezine.jp/article/detail/3043
Linux技術者認定機関のLPI-Japanは16日、各種教育機関を対象としたLinux入門教材、「Linux標準教科書」の無償提供を開始した。
今月リリースされたのは「Linuxサーバー構築標準教科書」との事です。
「LPI-Japan、授業用の「Linuxサーバー構築標準教科書」を開発・提供 - CNET Japan」
http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10434804,00.htm
Linuxサーバー構築のための教科書「Linuxサーバー構築標準教科書」を開発し、6月22日より無償で提供を開始することを発表しました。
■Linux学習環境構築
上記の資料を、流し読みすると実習にはCentOSが利用されているようですので、まずはHyper-V上にCentOS環境を作りたいと思います。
CentOSって、Red Hatの互換ディストリビューションだったのですね。正直、名前しか知りませんでした。。
CentOSは、大手商用ディストリビューションであるRed Hatの互換ディストリビューションとして提供され続けています。本家Red Hat とのバイナリ互換を保ちながら、サポートも同等を目指すという方針で開発されています。利用に際し、費用が発生することはない、無償で提供されているOSです。
- CentOSのダウンロード
ダウンロード先やインストールの方法は「Linuxサーバー構築標準教科書」の1章に記載されています。
(CentOSのDVD版 ISOイメージが一番扱いやすいと思いますが、サイズがGBクラスと大きいのでFlashGetといったレジューム機能を持ったダウンロードソフトを利用した方がダウンロードしやすいかと思います。) - Hyper-Vに新規仮想マシンを作成
この時に、CentOSがネットワークカードを認識しない可能性があるので、Hyper-V標準のネットワークアダプタを利用せずに、レガシネットワークアダプタを利用する事を、おススメします。
↓レガシネットワークアダプタの追加は、この様に気付き難い場所にあります。
レガシネットワークアダプタは、CPUを使用してレガシのエミュレーションを行っておりCPU負荷がかかるので、本当はネットワークアダプタが使えると良いのですが・・・CentOS対応版の統合サービス登場を待ちましょう。
他の環境設定は、CPUは2個(4コアある)、メモリは1024MB(8GBある)、可変容量のディスクを割り当てています。 - 仮想マシンにDVDを設定
ダウンロードしたDVDイメージはISO形式なのでDVD等に焼くか、次のイメージの様に直接マウントしてしまいましょう。
- CentOSインストール方法
インストールは、この仮想マシンを起動すれば始まります。
インストールの流れは、「Linuxサーバー構築標準教科書」の1章に従う事で大きな問題無く済みました。
■「リモート デスクトップ セッションでマウスがキャプチャされていません。」
- 「リモート デスクトップ セッションでマウスがキャプチャされていません。」が出て使いづらい場合の妥協案
私の普段のHyper-Vの使い方は、ノートPCからWindows Server 2008にリモートデスクトップ接続しHyper-Vの仮想マシン接続画面を立ち上げるという使い方をしているのですがLinuxを使う場合は、ここに落とし穴があります。
Windows Server 2008へリモートデスクトップ接続を行いHyper-Vの仮想マシン接続画面をLinux上で利用しようとすると、「リモート デスクトップ セッションでマウスがキャプチャされていません。」と表示されマウスが使えないのです。
文章で書くと非常にややこしので、画面キャプチャで表すと↓こんな感じです。(これでもややこしいか。。)
慣れている人からはGUI不要という意見もあるかと思いますが、学習目的の場合にこれでは辛い物があります。
Hyper-Vの統合サービスで正式にサポートされれば、マウスが使えるようになる可能性もあるかと思うのですが見当たらないので、今回は妥協案としてVNC(Virtual Network Computing)を使用してみる事にします。 - VNCのサーバー側設定
リモートデスクトップ接続経由ではなく、Windows Server 2008で直接操作し次の操作を行います。
[システム]-[設定]-[リモートデスクトップ]を選択します。(Linuxのリモートデスクトップ)
[リモートデスクトップ設定]ダイアログを次のイメージの通り設定します。
ちなみにVNCサーバーが、どのポートで待ち受けているかは"lsof –i"とコマンドを打った時に出てくる"vino-serv"から5900番ポートで待ち受けしている事が読み取れます。
- VNCのクライアント側設定
クライアント側には、VNCの適当なクライアントをインストールします。
私の場合は、日本語対応されているというUltraVNCのクライアントのみを利用させて貰いました。
「Vector:UltraVNC 日本語インストール版 (Windows95/98/Me / インターネット&通信) - ソフトの詳細」
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se396437.html
インストールし起動すると、次の様な接続画面が表示されます。
CentOSのIPアドレスと、先ほど調べたポート番号を設定し接続ボタンを押すと接続されます。
CentOSへの接続イメージ。当然マウスも使えます。
※ちなみにLinuxでIPアドレスを調べるコマンドは、ipconfigではなくifconfigとなります。
と、こんな感じで学習環境ができあがりました。
次回は、Linux標準教科書を読み進め、Windowsに知識が偏っている私の視点(偏見)で、気付いた点・つまづいた点を記載してみたいと思います。
つづく
関連記事
- 「Linuxサーバー構築標準教科書」:Windowsに知識が偏っている私がHyper-V上でCentOSの基礎学習を行ってみる Part 2
- 「Linuxサーバー構築標準教科書」:Windowsに知識が偏っている私がHyper-V上でCentOSの基礎学習を行ってみる Part 3
